新潟県で買ってきた物の中で最高だったのが小千谷・山崎醸造のみそ汁の素
紅ズワイガニの風味濃厚 みそ汁の素
千谷・山崎醸造が発売山崎醸造(新潟県小千谷市)は、日本海で取れた紅ズワイガニのがら粉末などを使った「かにのみそ汁の素」を発売した。お湯で割るだけで手軽に本格的な味が楽しめるみそシリーズの第3弾。
もう何年も前から、青春18きっぷで遠くの駅まで行ってレンタサイクルで主にローカルスーパーをまわり、その地域でしか売られていない食品などを買ってくるという活動をやっている。
全く知らない初めての土地なのに、日常生活のように自転車でスーパーを回って地元の人たちと同じように食品を買う。このハレとケが同時にある状態がとても楽しい。異常に興奮する。そしてもコンセプトに沿って作られ駅で売っているお土産と違って、スーパーで売っている食品は地元の人たちが日頃食べている『本物』なのだ。
実際にローカルスーパーを回るとわかるのだけど、それぞれの地元メーカーが製造したそのエリアでしか買えない食品というのが結構ある。生麺類、蕎麦類、豆腐など、それほど日持ちのしないものや、その地域だけの食文化としての食品なんかがそうだ。例えば福島県のいか人参や、静岡県の黒はんぺん。そういうものを見つけたくて、いろんな地域のスーパーを回って遊んでいる。
新潟県の長岡駅周辺のスーパーで買った物のなかで思い出に残っているのが『色てん(色鮮やかな甘い寒天)』。そして山崎醸造の『南蛮えびのみそ汁の素』『のどぐろのみそ汁の素』だ。これは小さなボトルに入っている濃縮タイプの味噌汁の素なんだけど、日本海で採れた(多分)南蛮えびやのどぐろの味の個性が強くてとても美味しい。とりあえず1本ずつ買ってきたのだけど、こんなに美味しいのならもっとたくさん買ってくればよかった。
どちらも長岡駅前にあったイトーヨーカドーで買った(長岡のヨーカドーはその後潰れた)。イトーヨーカドーは全国規模の大企業だけど、こういう地域に根ざした食品も売っているのだ。
この山崎醸造のみそ汁の素をまた買いたくて、その後同じく新潟県の六日町駅周辺のスーパーを回ったけど、残念ながらどこにも置いてなかった。ネットでも売っているけど、こういうのは現地のスーパーで地元の人たちに混じってレジに並び買うのが楽しいのだ。それがストーリー消費だ。