無料サービスを組み合わせて音声投稿サイトを作ろうとしたが挫折した記録

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無料のネットサービスを組み合わせれば音声投稿サイトを作れるじゃん!とひらめいたが、数日後に無理があることに気づいて頓挫した。

おぎやはぎのラジオ番組に、リスナーに留守番電話メッセージを実際に録音させてそれを放送するコーナーがあった。これが馬鹿馬鹿しくて面白い。

で、同じように留守番電話メッセージを受け付け、その音声データをネット上に自動で公開する方法を去年の春に思いついた。しかもネットの無料サービスを組み合わせるだけで実現できる(はずだった)。

その幻の仕組みを書いておく。

1.SMARTalkで留守番電話メッセージ受け付け

無料で電話番号を取得し利用できるIP電話サービス『SMARTalk』には留守番電話サービスが用意されており、しかも音声データを通知メールの添付ファイルで受け取ることができる。この電話番号を一般に公開し、留守電の通知メールアドレスにGmailを設定する。これは問題なし。

2.IFTTTでGmail添付の音声ファイルをSoundCloudにアップロード

Webサービス連携ツールのIFTTTにて、トリガー『Gmailの添付ファイルがあった場合』→アクション『SoundCloudにアップする』というレシピを作るつもりだった。ところがGmail関係のトリガーが突然廃止されてしまったのだ。

その後、頑張ってGoogle Apps Scriptを使えばGmailの添付ファイルを扱えることはわかった。しかしそれどころではない大事なことに気づいてしまったのだ。

3.SoundCloudにて留守電メッセージを公開

添付ファイルの留守電音声データをIFTTTでSoundCloudにアップする。そうすればそれを聞いた人はSoundCloud上でそれぞれの音声に感想コメントを書けるし、Twitterで拡散したりブログに埋め込んだりも出来る。またPodcastにもなる。これは盛り上がるかも!?

しかしよく考えたら、爆破予告や誹謗中傷などの犯罪的な音声を留守電に入れられてしまってもそのまま自動的にネット上に公開されてしまう。また留守電設定時の応答音声を自分で設定できないので、間違い電話や電話番号を騙された善意の第三者が留守電を残してしまうというセキュリティーホールもあるのだ。そしてそれらの音声データをすぐに削除するため24時間待機するのなら、それはもう手動で動かすサービスと変わらない。これは無理だ。

冷静に考えれば当たり前なんだけど、ひらめいたときの圧倒的な万能感に包まれているとそんな弱点なんか思いつかないのな。いやー、勢いで独自ドメインを買わなくてよかった。

それでも『SMARTalk』の留守電メッセージを音声ファイルとしてメール添付で受け取れる仕組みは面白い。何か別のことが出来ないかな。

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